転生ガチャでヒロイン枠を引き当てたら女神様に強奪されました！　～それでも転生させられるんですね～

駅の階段の転落事故に巻き込まれて死んだ高野恵実、２０歳、大学生。 女神ユーチャリスに次の転生先を決めるガチャを引くよう迫られ、金カプセルが出て大当たりのヒロイン枠を引き当てる。 女神が譲ってと言い出し、無理やり恵実を頷かせると、すぐ転生してしまい、恵実は転生の間にひとり残された……。 女神の兄神デルフィニウムに気が付いてもらえ、ヒロイン枠と対になる悪役令嬢枠に『ネモフィラ』神の愛し子への贈名や魔法のスキルをつけてもらい、前世の記憶はそのままに転生させてもらえることに。 自分らしく好きなように人生を楽しむようにとアドバイスされる。 そして転生した先は女神ユーチャリスが転生したヒロイン枠アリスの３歳年下の異母妹エミリアだった……。 ８歳まではのびのびと辺境伯爵領で育ったが、事故で母が亡くなると王都に引き取られ、正妻や姉から嫌がらせを受け、すっかり委縮してしまう。 前世の記憶がエミリアを守り、何とか１年で辺境伯爵領に戻ることができ、ひっそりと隠れるように生きていた。 １１歳の時に恵実を追いかけて転生してきたデルフィニウム（ウォロ）と運命の出会いを果たし婚約することに。 これで安心と思いきや、実はウォロは人としては初心者であることがだんだんわかり、エミリア（ネモ）は前世の記憶をフルに活用して生きていくことに。大変だけど、大好きな人と一緒にいるために、悪役令嬢にならないように頑張るネモ。 ヒロインであるアリスとして生きているユーチャリスも、自分の物語を楽しく刺激的なものにするためには悪役令嬢の存在が必要とエミリア（ネモ）を悪役令嬢に仕立て上げようとしていた。 アリスが待ち受ける魔法学校に入学したネモとウォロはどうなるのか？